私たちは、
不登校やひきこもりなど
生き難さを抱える方々を
支援している団体です
心澄は、2009年長崎にひきこもり等への訪問支援を実施する団体が無かったことを受け、訪問支援を実施することでもっと早くに外に出られるようになる方がいるだろうという想いで活動を開始しました。それ以来、長崎で生き難さを抱える若者を社会とつなぐ活動を続けてきました。
私たちが取り組む課題
不登校・引きこもりを選択し社会から孤立する人たちがいます。再び社会に戻ろうと思ってもそのハードルは高く、一度孤立してしまうと脱出できない構造にあります。
社会から孤立する原因は多数挙げられますが、複数の問題を一人が抱え、解決が難しいのが現状です。
対人関係
トラブル
知的・発達
障害
社会生活上の
挫折
一人が複数の課題を抱え、
複雑に絡み合っているため
支援や課題解決が難しい
不登校やひきこもりなど、孤立の問題がさらに深刻になると、自殺や犯罪など大きな問題につながることがあるだけでなく、社会的孤立は社会にとって大きな損失を生んでいます。逆に、1人が自立するだけで数億円の効果があり、社会全体にとっても非常に高い効果があります。
経済損失
2億円以上
一生働かなかった場合の
一人当たりの経済損失
労働者の損失
5,000人
長崎県の推定
引きこもり人数
行政損失額
1.5億円以上
内生活保護費
9,000万円
※参考資料:厚生労働省・内閣府調査
行政からの支援を、と考える方もいるかと思いますが、ひきこもりや不登校関係に関しては、行政からの支援は少なく、特に訪問や本人が日常通うための委託事業等は特にありません。そのため、私たちは民間で支援を届ける必要があると考えています。
心澄が大切に
していること
心澄が掲げるミッション
心澄のミッションは、
上記の3本の柱から成り立っています。
なぜ心澄なのか?
〜名前の由来〜
心澄はスタッフのために付けられた名前です。
スタッフのために付けた理由は、相談者さんよりも長い時間を心澄の一員として過ごすためです。相談に訪れる方は“支援を受ける”ということは一つの通過点であり、長くとどまる予定ではありません。相談者が自立しボランティアスタッフとなってくれることもあるでしょう。その時はやはり“スタッフ”になります。
支援を長く続けていたり、長く生きていくと、心が濁り汚れてしまうことがあるかと思います。その時に、初心に帰るという言葉があるように、混じっていない“澄んだ心”をスタッフが思い出しながら、悩んでいる方のために活動してほしい、という願いを込めた名前です。
私たちが、混じっていない澄んだ心を思い出すためにも、ぜひ心澄の由来をスタッフに質問してください。
私たちNPO法人心澄は、団体設立当初はひきこもりの方々との関わりを中心に活動を開始しました。しかし、活動を進めるうちに、さまざまな人々との関わりが不可欠であることに気づきました。
現在では、ひきこもり、不登校、若年無業者、成人以降の虐待経験者(社会的養護が必要な方々)、LGBTQ、精神疾患を抱えている方々、さらには何とか頑張っているものの、挫折の危機に瀕している方々など、さまざまな悩みを抱える方々と関わっています。
私たちはこれまで、事業の拡充とスタッフの増員を通じて、多様な支援に取り組んできました。しかし、私たちが事業を拡大することは支援の必要性を証明するだけでなく、既存の支援では上手くいかなかったという支援者としての失敗の結果でもあります。
力不足を感じることも多い現状ではありますが、苦しんでいる途中にいる方々は、どうか遠慮なくご相談ください。私たちのスタッフは、フランクな対応が得意な者から専門的な知識を備えた者まで、個々の特性が光るメンバーで構成されています。あなたが門をたたくことを心から歓迎します。
そして、苦しんでいる方々を心配してくださっている皆様にお願いがあります。どうか、私たちへのご支援とご協力をお願いいたします。皆様の応援があれば、さらに多くの方々と関わり、支援を続けることができます。
私たちとともに、苦しむ方々の力になりましょう。どうかよろしくお願いいたします。