心澄とは

私たちは、
不登校やひきこもりなど
生き難さを抱える方々を
支援している団体です

心澄は、2009年長崎にひきこもり等への訪問支援を実施する団体が無かったことを受け、訪問支援を実施することでもっと早くに外に出られるようになる方がいるだろうという想いで活動を開始しました。それ以来、長崎で生き難さを抱える若者を社会とつなぐ活動を続けてきました。

  • 活動年数

    14

  • 相談者数

    4,454

    (2023.6.5現在)

  • 継続相談者数

    1,365

    立ち上げ~令和5年3月31日までに相談に来られた方が、令和4年度中に継続的に対応している件数

  • 利用延数

    16万件

    (2022年度末時点)

  • 復学・進学・就労等

    1,432

    (2022年度末時点)
    DBの支援結果で、就労(20h未満)、就労(20h以上)、転職、職業訓練、進学、復学、転校、卒業(義務教育以外)、資格取得の数を計上

  • 社会資源に繋がった数

    2,635

    (2022年度末時点)
    復学・進学・就労等で挙げた項目と退職・退学を除いた項目の合計

私たちが取り組む課題

不登校・引きこもりを選択し社会から孤立する人たちがいます。再び社会に戻ろうと思ってもそのハードルは高く、一度孤立してしまうと脱出できない構造にあります。
社会から孤立する原因は多数挙げられますが、複数の問題を一人が抱え、解決が難しいのが現状です。

対人関係
トラブル

知的・発達
障害

社会生活上の
挫折

一人が複数の課題を抱え、
複雑に絡み合っているため
支援課題解決が難しい

ひきこもりは社会で解決する必要がある

不登校やひきこもりなど、孤立の問題がさらに深刻になると、自殺や犯罪など大きな問題につながることがあるだけでなく、社会的孤立は社会にとって大きな損失を生んでいます。逆に、1人が自立するだけで数億円の効果があり、社会全体にとっても非常に高い効果があります。

  • 経済損失

    2円以上

    一生働かなかった場合の
    一人当たりの経済損失

  • 労働者の損失

    5,000

    長崎県の推定
    引きこもり人数

  • 行政損失額

    1.5円以上

    内生活保護費
    9,000万円

※参考資料:厚生労働省・内閣府調査

行政からの支援を、と考える方もいるかと思いますが、ひきこもりや不登校関係に関しては、行政からの支援は少なく、特に訪問や本人が日常通うための委託事業等は特にありません。そのため、私たちは民間で支援を届ける必要があると考えています。

心澄が大切に
していること

心澄が掲げるミッション

  • 一人も孤独にさせない
  • 一人でも多く、一日でも早く社会的孤独から脱出させ、再孤独化させない
  • 社会的孤独を生まない社会を目指す

心澄のミッションは、
上記の3本の柱から成り立っています。

社会的孤独を生まない社会を実現するためには

  • これ以上、
    孤独になる人を生まないための
    取り組みをおこなう
  • 孤独になった人を
    いち早く復学・復職させ、
    社会と再びつなぐ取り組みが
    必要となる

利用者のニーズ・目線に合わせて支援を届ける

  • 利用者に合わせた支援を継続的におこなう

    自立を実現するには、相談だけでは足りません。利用者に合わせ、様々な活動を組み合わた支援を届けることで、社会に出るためのスキル・自信をつけていきます。

    心澄の支援システム
  • 被支援者(利用者)がスタッフとして寄り添う

    伴走するスタッフは、もともと何らかの生きづらさを抱え、不登校や引きこもりになり、心澄を利用していた人たちです。同じ悩みを経験した人だからこそ、できる支援で寄り添います。

    スタッフ紹介

なぜ心澄なのか?

〜名前の由来〜

心澄はスタッフのために付けられた名前です。
スタッフのために付けた理由は、相談者さんよりも長い時間を心澄の一員として過ごすためです。相談に訪れる方は“支援を受ける”ということは一つの通過点であり、長くとどまる予定ではありません。相談者が自立しボランティアスタッフとなってくれることもあるでしょう。その時はやはり“スタッフ”になります。

支援を長く続けていたり、長く生きていくと、心が濁り汚れてしまうことがあるかと思います。その時に、初心に帰るという言葉があるように、混じっていない“澄んだ心”をスタッフが思い出しながら、悩んでいる方のために活動してほしい、という願いを込めた名前です。
私たちが、混じっていない澄んだ心を思い出すためにも、ぜひ心澄の由来をスタッフに質問してください。

心澄からのメッセージ

私たちNPO法人心澄は、団体設立当初はひきこもりの方々との関わりを中心に活動を開始しました。しかし、活動を進めるうちに、さまざまな人々との関わりが不可欠であることに気づきました。

現在では、ひきこもり、不登校、若年無業者、成人以降の虐待経験者(社会的養護が必要な方々)、LGBTQ、精神疾患を抱えている方々、さらには何とか頑張っているものの、挫折の危機に瀕している方々など、さまざまな悩みを抱える方々と関わっています。

私たちはこれまで、事業の拡充とスタッフの増員を通じて、多様な支援に取り組んできました。しかし、私たちが事業を拡大することは支援の必要性を証明するだけでなく、既存の支援では上手くいかなかったという支援者としての失敗の結果でもあります。

力不足を感じることも多い現状ではありますが、苦しんでいる途中にいる方々は、どうか遠慮なくご相談ください。私たちのスタッフは、フランクな対応が得意な者から専門的な知識を備えた者まで、個々の特性が光るメンバーで構成されています。あなたが門をたたくことを心から歓迎します。

そして、苦しんでいる方々を心配してくださっている皆様にお願いがあります。どうか、私たちへのご支援とご協力をお願いいたします。皆様の応援があれば、さらに多くの方々と関わり、支援を続けることができます。
私たちとともに、苦しむ方々の力になりましょう。どうかよろしくお願いいたします。

ご寄付のお願い

あなたのご寄付で、
生き難さを抱え、悩んでいる方を支えることができます。
孤立しない、孤立しても大丈夫な社会を私たちとともに実現しませんか?