活動内容

社会的孤独を生まない社会を実現するために

心澄は、社会的孤独を生まない社会を実現するために、孤独になる人を生まないための取り組みをおこないつつ、孤独になった人をいち早く復学・復職させ、社会と再びつなぐ取り組みを行っています。

数字で見る心澄の活動

  • 活動年数

    14

  • 相談者数

    4,454

    (2023.6.5現在)

  • 継続相談者数

    1,365

  • 利用延数

    16万件

    (2022年度末時点)

  • 復学・進学・就労等

    1,432

    (2022年度末時点)
    DBの支援結果で、就労(20h未満)、就労(20h以上)、転職、職業訓練、進学、復学、転校、卒業(義務教育以外)、資格取得の数を計上

  • 社会資源に繋がった数

    2,635

    (2022年度末時点)
    復学・進学・就労等で挙げた項目と退職・退学を除いた項目の合計

心澄が大切にしている支援の形

出会いのきっかけ

  • アウトリーチ(訪問)
  • 家族会
  • アフターケア事業

来所で相談

  • 相談(長崎県子ども若者総合相談センターゆめおす)
  • 就労支援(若者サポートステーション)

集団で成長・回復
(社会生活の経験補填)

  • 定期的なグループワーク
  • 来談(自由に来れる)
  • B型しんじょう
  • 居住支援(シェアホームおえん)

社会への一歩

  • 就労支援
    (若者サポートステーション)
  • OBOG会
  • 浜の町でのカフェ

心澄発足当初は、アウトリーチをする団体もありませんでした。そのため、長崎で足りない支援を創ることで、事業を整えてきました。
一機関での対応は困難ですが、相談に来た方が繋がる力を身に着けるために、抱え込む機関の必要性を痛感しています。
そのため縦割りの支援ではなく、様々な方と事業を熱意で繋ぎつつ、背中を押す機能と、抱え込む機能を併せ持った支援の構築を目指しています。

家族会

主に保護者で集まっています。一般的には言いっぱなし、聞きっぱなしですが、心澄の家族会は近況報告やたがいにアドバイスを行います。さらに、元当事者が参加しているのが大きな特徴です。
支援者からより、家族や当事者からの意見のほうが心に響くことは多いです。同じ立場の方々と過ごす時間は、多くの刺激を受けると思います。

アフターケア事業(社会的養護自立支援拠点事業)

児童養護施設等を出た後のフォロー体制の未整備は昔からの大きな課題です。
そのため、長崎県でも2023年度よりアフターケア事業が始まっています。この事業では、相談の場所だけでなく、浜の町に集うことができる場所も提供します。困っていなくても関われる場所は重要です。
新規事業のため手探りですが、どの様な境遇の方でも安心して生きていけるよう、長崎でこの事業を構築していきます。

相談(長崎県子ども若者総合相談センターゆめおす)

ゆめおすでは、おおむね30歳代までの方やそのご家族からのご相談を専門の相談員が無料で受け付けています。
2011年より心澄が受託運営しており、中核をなす事業の一つです。どのような内容でも受け付けており、様々な方が相談に訪れています。

  • 他に相談に行くことが難しい方
  • 相談したいがまじめな話はハードルが高い
  • どこに相談したらいいかわからない方
  • 雑談から人に慣れていきたい方

就労支援(若者サポートステーション)

15~49歳までの若者の職業的自立を支援します。高校等中退者が社会的に孤立しないよう、切れ目ない支援も行います。
皆さんが就労に迎えるよう、様々な機関と連携しています。
グループワークと職場体験には力を入れています。

グループワーク

清掃ボランティアやサークル活動、レクリエーション、人形劇を通して、コミュニケーションの場や仲間と物事に取り組む体験ができます。曜日ごとに分けて活動しているので、興味がある曜日での参加が可能です。
力がついてきた方はステップアップとして、グループワークの運営側も経験することができます。
そのような様々な流れで、社会生活に必要なスキルや考え方が身についていきます。

来談(自由に来れる)

好きな曜日や時間に自由に訪れることができます。グループワークの参加者的な立場でもあります。

B型しんじょう

ひきこもりや不登校の方、サポステに相談に来ている方が参加しやすいグループワークを運営することが中心の仕事です。また、運営だけでなくエキストラとして参加することも大事な仕事です。
就労に必要なスキル・経験をしていきます。PC作業だけでなく、清掃や料理等の軽作業も行うので、生活スキルも身につきます。
そして、一番大事にしていることはピアケアです。B型しんじょうは、元当事者が昔の自分たちのために一緒に作り上げてきました。
たくさん頑張って多くの工賃が欲しい方には別のB型を提案することもあります。

居住支援(シェアホームおえん)

虐待やその影響は18歳以降も続きますが、社会的な支援は不足しており、成人向けの児童養護施設や子どもシェルター的機能を持った施設の必要性を日々痛感し、2020年に開設しました。
午前中は精神的・経済的などの様々な自立を目指して、ミーティングを行います。虐待からの回復プログラムなど独自のミーティングもあります。そうめん流しなどのレクリエーションもあり、年1回はおえんファミリーでの旅行もします。

OB・OG会

就労した後でも長く付き合っていきたいと思っています。
そのため、月1回ですが皆さんと夜ご飯を食べる日を用意しています。

アウトリーチ

来所が困難な方に自宅や家の近くなど、本人が会いやすい場所で関わります。
関わり方は人によって状況が違うように様々ですが、例として一緒に外出やバス等の練習をすることもあります。気分転換にドライブに行くこともあります。
来所したり、別の機関に行けるように一緒に動いていきます。

浜の町でのカフェ

実は、相談はとてもハードルが高いです。約束をした時間に、決まった場所に行く必要があります。しかも数か月や数年など長い間にわたって。ですが、相談したいほどではないけど、顔見るくらいでいいから会いたい、などのこともあると思います。
そのために、浜の町でカフェを行います。

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