特定非営利活動法人 心澄は、活動を始めたばかりで他の助成金への応募が難しい団体向けに
次世代の団体育成に繋がることを目指し、助成事業を2023年度より開始しました。
先日全ての助成団体から事業報告書の提出が完了し、事業を終了しましたのでご報告です!
各団体からいただいた写真や、実績報告書を掲載しているのでご覧ください😊
【事業内容】(報告書原文ママ)
一本のマッチから火を起こすホークショップをする。年齢差を考慮して焚き火台のゾーニングをする。
幼児向けに、低くて枝がくべやすく小さい火を扱う焚き火台、小学生向けに、深くて太い薪も入る大きな火を扱う焚き火台を設置した。
幼児親子は、講師の永岡氏とスタッフの薗田が対応し、薪を裏山へみんなで拾いに行くところからスタート。幼児が一人でマッチで火をつける体験をする。マッチに火がつくこと。火がついても、吹き消せば消えること。どこまで火に近寄ると熱いと感じるか。など、火を通して、子どもがどこまで出来るか、安全に焚き火をするにはどうしたらいいかという事を意識しながら母親の見守りをサポートした。
その後、五平餅や焼きリンゴ、持ってきた食材などを焼いて焚き火を楽しんだ。
火を囲みながら、親たちのやりたい事を引き出し、お母さん達がやりたい事を自分達でやる企画を立てた。
小学生は、講師の大和氏と荒木氏が対応し、焚き火の組み方を教え、それぞれグループで種火を作るまでのワークを行った。また、やりたい小は薪割りにも挑戦した。
食材の準備はスタッフの浦田が担当し、小学生と一緒に五平餅をつくったり、リンゴを切ったりなど、やりたい子が安全に包丁などを使えるようにサポートした。
その他にも持ってきた食材を焼きながら、焚き火を楽しんだ。
【事業内容】(報告書原文ママ)
10代~20代の社会的養護経験者を対象とした交流会(出身施設職員も参加可)を月に一回程度実施する。
交流会の内容については、季節に応じたイベントごとを取り入れつつ、買い出しや調理といった日常生活にかかわる機会を設ける。
【事業内容】(報告書原文ママ)
第3回アスター講演会「性教育のいま、そしてこれから」を開催した。
対象は長崎にお住まいの方。オンライン配信はなしで対面式の講演会とした。テーマは、当団体の活動の中で保護者から質問が多かった「トランスジェンダーの方のトイレや銭湯における様々な噂」にスポットライトをあて、講師に一般社団法人にじーずの遠藤まめたさんをお迎えし「改めて性の多様性を知る」という内容の講話と参加者による学びの共有を行う。
【事業内容】(報告書原文ママ)
・上映3作品【最も危険な年・星に語りて・アダマン号に乗って】
※今回の上映作品はすべてドキュメンタリー。
・多文化共生について考える対話型イベント:ヒューマンライブラリー
・視覚情報にとらわれず友人を作るイベント:ベストフレンドマッチング
・全ての人にとって安心できるトイレについて考える参加型展示:みんなのトイレ
・他団体と連携した展示交流ブース:みんながつながる展示会
・主催団体のおすすめの本の展示:みんなの本棚
上記、イベントを通して来場者と共に、自分とは異なる他者とこの街で共生していくためのヒントを模索する機会を作った。また、異なるマイノリティ間での相互理解を行った。
【事業内容】(報告書原文ママ)
・月に1~2回、日曜日に子ども食堂を開催する。
・12時~19時までの開催とし、食事の提供は昼と夜の2回行う。
・駄菓子屋ジュースなどをゲーム(クエスト)をクリアして獲得したり、近くの公園で遊んだり、子どもが食事とともに楽しく遊べる場・学ぶ場を提供する。
・食事代は子ども無料とし、大人はお気持ち制とする。
・生理の貧困対策として生理用品をプレゼントする。
・大学生や高校生ボランティアも参加しており、子どもや大人との関わりを学ぶ場にもなる。
この心澄助成金は私たちにとっても初めての試みでした。
心澄は2009年に立ち上げられて以来、約14年間活動してきました。
多くの先輩方に支えられ、立ち上げばかりの団体や予算が少ない分野の支援について深く考えた末、この助成金プログラムを始めました。 応募された団体の一生懸命な企画書とプレゼンテーションに感銘を受けました。
報告書からは、地域のために協力して活動する団体の献身が感じられ、これらの努力が地域にどれほど貢献しているかを改めて確認することができました。
私たちの助成金事業が、地域社会に対して少しでも影響を与えられたことに感謝です。
各団体から寄せられた報告書は、具体的な変化を生み出したかも書いてくださっています。
事業の成果は単に数字や成果物にとどまらず、参加者の生の声や感想を通じて、各団体の活動が地域に根ざしたポジティブな影響を及ぼしていることを実感しました。
これからも助成を受けた団体と心澄をどうぞ宜しくお願いします。 これまでのご支援に心から感謝申し上げます。
今回の助成金で、地域で貢献している方々の力になれたなら幸いです。
みんな小さな団体ではありますが、地域のために一生懸命活動している素敵な団体ばかりです。
審査員も含め団体スタッフが行ってきたことで、私たちのスキルアップにも繋がり、感謝の気持ちでいっぱいです。
それと、今回の心澄助成金が実施できたのも、日ごろから寄付などをくださっている皆様のお陰です。
いつも本当にありがとうございます。