少しだけ丁寧に珈琲を一杯、それは緩やかにどこかへ。

 こんにちは。

 ブログ担当の雄一です。
 
 さいきんは、日々の生活に少しの変化をもたらすということを意図的にしてみて、それで自分がどう感じるのか、ということをできるだけ明瞭にするということをしています。
 それはぜんぜん大きなことではなく、たとえば普段飲んでいるインスタントコーヒーを、コーヒーミルを買ってコーヒー豆から飲んでみるようにしてみるとか、ただ一日のコーヒーにこだわってみるということをしているだけです。
 しかしそれだけのことでも、なんとなく生活ぜんたいに変化が起こったような、そんな気分になります。
 
 コーヒー豆からコーヒーを入れるというのは、少しだけコーヒーを飲むための作業が面倒になります。手動のコーヒーミルを買ったので、豆を買って、それをミルに入れて、そしてガリガリと1分くらい手動で回して砕きます。毎朝のその手間が、少しだけ生活を豊かにしてくれたような気分になります。
 たったコーヒー一杯を飲むためだけに少しだけ時間をとって作業をするということは、そのコーヒーを丁寧に淹れているということで、それは自分自身のことを大切にするということに繋がっていく感覚があります。
 前の私だったら自分のためにこんな面倒なことは絶対にしなかったと思います。しかしいまはその面倒なことが、自分を大切にできているという感覚に繋がり、そしてその心の余裕が他の人への態度も柔和になっていく。そういう良い循環が生まれます。
 
 たったコーヒー一杯の変化が、人間関係への良い循環にまでつながっていく。生活というのは不思議だなあと感じるけれど、案外そういう小さな変化がとても大きなものに繋がっていくのかなと思っています。私のいまのテーマはあたらしい行動をとるときに、いかに小さなものから着手できるかということで、やる気が出た時に大きなことをしないようにすることを大切にしています。
 やる気が出た時はだいたいなんでもできるような気がするのですが、それはもちろん勘違いでしかなく、三日坊主で終わることがほとんどで、それで終わればいいのですが、やる気がなくなったころにはやる気があったときの自分が残した数々のやらなければいけないことが目の前にあり、なんで自分はこんなことをやろうとしているんだと後悔することがたびたびありました。いまはそれを回避するために、いまできることを、小さく、丁寧にやるということを心掛けています。

 四月で、何か今年度こそはなにかはじめたいと思っている人も多いかもしれませんが、何をすればいいか分からなくなっている人がもしいたら、私のようにとても小さなことをやってみるのもおすすめです。自分はこういうコーヒーの味が好きなんだな、なんていう発見も、自分にとっては新鮮で、あたらしい生活がはじまった気がするものです。

 それでは、また。暑さに気を付けて。

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